【アジリティテストの引き出しに】イリノイアジリティテスト(IAT: Illinois Agility Test)

目次

方法

スタートラインの後方でうつ伏せの状態、腕は身体の横に置いた状態からスタート

頭部の位置は横向きでも、正面でもどちらでも良い

図のように配置されたコーンを、順に走り抜ける

評価方法

スタートからゴールまでの時間を計測する

用意するもの

ストップウォッチ

マーカーまたはコーン

テスト意義

Distinct characteristics of the IAT include a prone start position followed by a rapid transition to standing, followed by a combination of multidirectional maneuvers around obstacles.

うつ伏せの開始姿勢から素早く立ち上がる動作、障害物に応じた多方向の動きが組み合わさっている

補足にまいる

アメリカの陸軍を対象に実施された研究を参考に紹介します

この論文中では

アジリティは、バランス、ボディコントロール、速度を失うことなく、身体姿勢を維持して素早く方向を変える能力と定義されています

Agility has been defined as the ability to maintain a controlled body position and rapidly change direction without a loss of balance, body control, or speed.

また、敏捷性の構成要素は、バランス、協調性、パワー、および速度と定義されています

The components of agility have been defined as balance, coordination, power, and speed.

このテストは、うつ伏せの状態から、立って走る、切り返し、スラローム要素が入っているアジリティテストです

様々な要素を含むので、競技復帰前にチェックするテストとして自分の引き出しに持っておくといいかもしれません

うつ伏せの状態から立って走るという動作にも、

関節の動きで見ると素早い股関節、膝関節の深い屈曲を要することから関節運動のチェックとして行うこともできます

また、競技の場面で見ても転んでから立ち上がるという動作や、ハイスピードでの切り返し、スラローム、持久性などスポーツには欠かせない動作も取り入れられています

時間を測定して評価することも大切ですが、

どの場面で痛みが出るのか、違和感が生じるかということを把握することもできます

計測時間だけでない評価もできることが、このテストの強みになるのではないでしょうか

広いスペースを必要とするので、フィールドで実施することが望ましいかもしれません

参考文献

Raya MA, Gailey RS, Gaunaurd IA, et al: Comparison of three agility tests with male servicemembers: Edgren Side Step Test, T-Test, and Illinois Agility Test. J Rehabil Res Dev. 2013;50(7):951-60.

マイル
理学療法士・ブロガー
理学療法士歴10年超の30代
クリニック、病院勤務、スポーツチーム帯同を経て得た経験を発信中
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