方法
全てのテストは片足裸足で実施する
8の字ホップ
- できるだけ速く片足ケンケンで8の字を描くように2往復する
- 2往復する時間を測定

アップダウンホップ
- できるだけ速く20cm台に向かって正面を向いたまま片足で飛び乗り元の場所に戻ることを10往復する
- 10往復する時間を測定

サイドホップ
- できるだけ速く片足で30cm幅をできるだけ早く10往復する
- 10往復する時間を測定

片脚ホップ
- 片足でできるだけ前方へ飛ぶ
- 距離を測定

評価方法
論文中では、60名の健常者と50名のACL損傷者の群でそれぞれのテストを実施し左右差を比較しています
実際の臨床では、健常群と比較することは難しいため健患比を参考にするかと思います
左右差を比べる(論文式)
左右差の絶対値が基準を超えているかどうか
基準:左右差の絶対値が健常者の平均値±2SDを超えるか否か
| FTA項目 | 平均値±2SD |
| 8の字ホップテスト | 左右差0.81秒 |
| アップダウンホップ | 左右差0.72秒 |
| サイドホップ | 左右差0.78s |
| シングルホップ | 左右差0.2m |
左右差が平均値±2SDを超えていたら左右差あり
論文中では、こちらの方法で左右差を比べています
60名の健常者と50名のACL損傷者を対象にテストを実施し得られた結果を分析して、左右差が上記の数値を超えた場合左右差ありとしています
健患比を比べる(臨床の場合)
健患比90%以上で片脚機能左右差なし※
※論文で報告されているものではありません
用意するもの
- マーカー
- ストップウォッチ
- メジャー
- 20cm台
テスト意義
we designed new tests which included a higher intensity of turning and pivoting movements. The figure-of-eight hop test requires consecutive jumps and forced pivoting motion during a corner turn. The up-down hop test is characterized by repetitive deceleration of forward and backward vertical jumps, and the side hop test requires transverse movement, thus involving cutting and twisting motions.
我々はより強度の高いターンと回旋を伴う新たなテストを考えた
- 8の字ホップは連続ジャンプとコーナーを回る時の回旋動作
- アップダウンホップは前後方向に垂直ジャンプ時の減速動作の反復
- サイドホップは横方向の動き
カッティング要素と回旋要素があるテストとなっている
補足にまいる
1998年に発表された論文でACLの復帰テストとしての提案をされている論文です
報告されて30年弱の月日が流れますが、臨床レベルでは十分に使える内容かと思います
スペース的にも、時間的にも簡便に実施することができるので、臨床において片脚の機能を効率的にチェックできるいいテストですね
8の字ホップで実際に5mの幅が取れなければ、簡易的なチェックとして3mくらいで行ってもいいのではないかと個人的には思っています
論文中では、健常者60名、ACL損傷者50名の平均と標準偏差を算出し、左右差の絶対値を用いて対称的か非対称的かということを検証しています
実際の臨床では、左右差の健患比を出すことで大まかな評価をすることが可能ではないでしょうか
私も臨床でよく実施しますが、スポーツ復帰が可能なレベルになると左右差なく実施できている方が多いです
ACL損傷後の復帰テストとされていますが、捉え方によっては様々な疾患の片脚機能として測定することが可能かと思っています
マイルもACLのみならず捻挫、肉離れ、膝の障害等々、様々な疾患に対して実施しています
もちろん、動作中の疼痛や動作分析、コーディネーション能力などを見ていくことも必要です
スポーツ復帰の基準として一つ取り入れてもいいテストではないでしょうか
参考文献
Itoh H, Kurosaka M, Yoshiya S, et al : Evaluation of functional deficits determined by four different hop tests in patients with anterior cruciate ligament deficiency. Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc. 1998;6(4):241-5.



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